西吉野温泉の歴史は古く、南北朝の時代には吉野へ向かわれる途中に天皇が立ち寄られ、旅の疲れを癒されたということが伝わっています。湯元はきすみ館からさらに1キロメートルほど南の丹生川支流の河原にこんこんと湧き出ていました。この地は昔は塩川原と呼ばれており、名のとおり温泉の泉質は、塩分を多く含み、やわらかく、リュウマチや神経痛、疲労回復に効果があります。幕末のころから温泉宿が軒を並べ、街道を往来する旅人の良い宿場となっていました。
■ 温泉の成分と効能 ■
1.源泉名 西吉野温泉
2.泉質 ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉
3.泉温 15.9度(気温12.5度)
4.源泉の所在地 五條市西吉野町阪巻9番地の2
5.浴用の禁忌症
・急性疾患(特に熱のある場合) | ・活動性の結核 | ・悪性腫瘍 |
・重い心臓病 | ・呼吸不全 | ・肝不全 |
・出血性疾患 | ・高度の貧血 | ・その他一般に病勢進行中の疾患 |
・妊娠中(特に初期と末期) |
6.飲用の禁忌症・疾病の有無を問わず全面的に禁忌とする。
7.浴用の適用症
・神経痛 | ・筋肉痛 | ・関節痛 |
・五十肩 | ・運動麻痺 | ・関節のこわばり |
・うちみ | ・くじき | ・慢性消化器病 |
・痔疾 | ・冷え症 | ・病後回復期 |
・疲労回復 | ・健康増進 | ・切り傷 |
・やけど | ・慢性皮膚病 | ・虚弱児童 |
・慢性婦人病 |
8.温泉の成分に影響を与える事項
・塩分濃度が高いため、加水しています。
・入浴に適した温度に保つため、加温しています。
・衛生管理のため、循環ろ過装置を使用しています。
※五條市ホームページより抜粋。
●お風呂の写真
窓の外は川側で川向こうの山が一望できます。
泉質の影響で湯の花ができタイル表面が固まってしまいます。
塩分のせいか身体がポッカポッカに温まりますよ!
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